
母から聞いた犬にまつわる少し切ない小話を。
続きからどうぞ。
もう何十年も前のことですが母の知人の話です。
その夫婦には子供も居なかったので
犬を飼い、子供のように可愛がって育てていたそうです。
何年たった頃かは分かりませんが
あるときそのご主人が亡くなってしまいました。
当時はまだ自宅でお葬式を行う家が多く
そのうちも自宅の1階で葬儀をあげることにしました。
ご主人が亡くなったことが分かるのか
告別式までは1階でしょんぼりしていたそうです。
しかし火葬場から戻ってきたら、その犬の姿が見当たりません。
その後、人に聞いたり自分の足で探しても行方知れず。
結局二度と戻ってこなかったそうです。
そのわんこはご主人が居ないその家には
もう自分がいる理由がない、と思ったのでしょうか。
残された奥さんも可愛そうですが
そのご主人とわんことの絆を感じたお話でした。