なんて大袈裟ですね…
稚拙な考察ですが続きからどうぞ〜。
ドイツで「可愛い」と感じるものを見てません。
まだ2ヶ月しか経っていないので
もしかしたらそのうち見かけることもあるかと思いますが
とにかくキャラクター物が可愛くない。
私の好きな絵本「リサとガスパール」の
イラストを手がけているゲオルグ・ハレンスレーベンがドイツ出身です。
ドイツ出身の彼から
あの可愛らしい生き物が生み出されたなんて
奇跡に等しいのではないではないか…。
そこで「可愛い」ということについて少し考えてみました。
「鳥のヒナの刷り込み」で有名な
動物行動学者のコンラート・ローレンツ博士は
動物が大好きでこの「可愛い」について研究したそうです。
人間は小さくて、丸くて、頭と目がが大きいものを
「可愛い」と感じ
これは子供の特徴で
子孫を残すべく生まれた本能らしい。
予断ですが、確かに「可愛い」と形容される人間は
「美しい」と形容される人間と比べて
丸く子供っぽい要素を持っている。
ですからドイツのキャラクター物も
小さくて丸いんです。
しかし細部が違う。
ここが文化の違いだと思いました。
恐らくこれは私が特殊なのではなくて
多くの日本人がドイツのキャラクター物を見て
「可愛い〜♪」って思わないと思います。
「あともうちょっと!ここがちょっと違うんだよ!」
と本当に微妙なんです。
目の大きさであったり
顔の造作のバランスであったり
色使いであったり
表情であったり。
そして欧米のキャラクターには表情があるのです。
日本のキャラクター物の多くは
表情に乏しい。
これは日本人自体が欧米人と比べ
表情、感情の表現が少ないので
無表情のものに親近感が沸くのだと思います。
日本の可愛いもの代表キティちゃんも無表情です。
そしてリサとガスパールも無表情です。
無表情と言うより口が無い。
近年「可愛いもの」が多様化してきたので
日本の可愛いもの工房・サンリオも表情のあるものが出てきましたが
私が子供の頃にあったサンリオのキャラクターの多くは
口がないか、あっても無表情なものが多かったと思います。
(例:ゴロピカドン)
そして笑顔のキャラクターであったとしても
「目」に動き?勢い?が無いように思います。
要するにいわゆる「無表情」ですよ。
ここで忘れられないのはディズニーです。
あんなに表情豊かなのにもかかわらず
多くの日本人に支持されています。
これについてはまだ分からないのですが
ギリギリ日本人の感覚に乗れるラインなのかもしれません。
或いは日本人特有のいわゆる「ブランド志向」によるものからか…。
ところでシンボルマークも違います。
デフォルメされているものなので
より感覚の特徴が出るのではないかと思うのですが
こちらのシンボルマークは真似して描けないくらい
美しい曲線盛りだくさんで描かれてます。
しかし日本のシンボルマークってシンプルですよね…。
例えばほら。
ベルリンの紋章

東京都の紋章

ところで先日、マザーのお友達の庭師さんと話したとき
「日本庭園は花が無くてとてもシンプル」と言ってました。
なるほど、確かに色とりどりの花が咲いているイメージは無い。
元来、日本人はシンプルなものに美しさを見出しているのではないでしょうか。
だから黄緑のボディに紫の鼻がついてる
ぬいぐるみを見て
「なんだかな…」と思うのかもしれません。
「美しい」という感情には大差はなさそう。
これは世界共通の感情のように思います。
しかし「可愛い」。
これは何故でしょうか。
「美」については絶対的なものがあると思うのです。
しかし「可愛い」という表現には多様性がある。
犬を見て可愛いと思う。
フリルを見て可愛いと思う。
モノトーンで揃えられたお部屋を見て可愛いと思う。
芸能人を見て可愛いと思う。
ビーズのあしらわれた鏡を見て可愛いと思う。
今年、日本で流行った
エロカワイイとかキモカワイイとか
「○○カワイイ」
これは何れも「可愛い」には変わりないのですが
少しずつ質が違う。
この多様性のある「可愛い」に
欧米と日本の可愛いが合致する点が少ないのかもしれません。
これについての考察は今後の私の課題です。
暇なのでこんな事を毎日考えてます。
ドイツで「可愛い」と感じるものを見てません。
まだ2ヶ月しか経っていないので
もしかしたらそのうち見かけることもあるかと思いますが
とにかくキャラクター物が可愛くない。
私の好きな絵本「リサとガスパール」の
イラストを手がけているゲオルグ・ハレンスレーベンがドイツ出身です。
ドイツ出身の彼から
あの可愛らしい生き物が生み出されたなんて
奇跡に等しいのではないではないか…。
そこで「可愛い」ということについて少し考えてみました。
「鳥のヒナの刷り込み」で有名な
動物行動学者のコンラート・ローレンツ博士は
動物が大好きでこの「可愛い」について研究したそうです。
人間は小さくて、丸くて、頭と目がが大きいものを
「可愛い」と感じ
これは子供の特徴で
子孫を残すべく生まれた本能らしい。
予断ですが、確かに「可愛い」と形容される人間は
「美しい」と形容される人間と比べて
丸く子供っぽい要素を持っている。
ですからドイツのキャラクター物も
小さくて丸いんです。
しかし細部が違う。
ここが文化の違いだと思いました。
恐らくこれは私が特殊なのではなくて
多くの日本人がドイツのキャラクター物を見て
「可愛い〜♪」って思わないと思います。
「あともうちょっと!ここがちょっと違うんだよ!」
と本当に微妙なんです。
目の大きさであったり
顔の造作のバランスであったり
色使いであったり
表情であったり。
そして欧米のキャラクターには表情があるのです。
日本のキャラクター物の多くは
表情に乏しい。
これは日本人自体が欧米人と比べ
表情、感情の表現が少ないので
無表情のものに親近感が沸くのだと思います。
日本の可愛いもの代表キティちゃんも無表情です。
そしてリサとガスパールも無表情です。
無表情と言うより口が無い。
近年「可愛いもの」が多様化してきたので
日本の可愛いもの工房・サンリオも表情のあるものが出てきましたが
私が子供の頃にあったサンリオのキャラクターの多くは
口がないか、あっても無表情なものが多かったと思います。
(例:ゴロピカドン)
そして笑顔のキャラクターであったとしても
「目」に動き?勢い?が無いように思います。
要するにいわゆる「無表情」ですよ。
ここで忘れられないのはディズニーです。
あんなに表情豊かなのにもかかわらず
多くの日本人に支持されています。
これについてはまだ分からないのですが
ギリギリ日本人の感覚に乗れるラインなのかもしれません。
或いは日本人特有のいわゆる「ブランド志向」によるものからか…。
ところでシンボルマークも違います。
デフォルメされているものなので
より感覚の特徴が出るのではないかと思うのですが
こちらのシンボルマークは真似して描けないくらい
美しい曲線盛りだくさんで描かれてます。
しかし日本のシンボルマークってシンプルですよね…。
例えばほら。
ベルリンの紋章

東京都の紋章

ところで先日、マザーのお友達の庭師さんと話したとき
「日本庭園は花が無くてとてもシンプル」と言ってました。
なるほど、確かに色とりどりの花が咲いているイメージは無い。
元来、日本人はシンプルなものに美しさを見出しているのではないでしょうか。
だから黄緑のボディに紫の鼻がついてる
ぬいぐるみを見て
「なんだかな…」と思うのかもしれません。
「美しい」という感情には大差はなさそう。
これは世界共通の感情のように思います。
しかし「可愛い」。
これは何故でしょうか。
「美」については絶対的なものがあると思うのです。
しかし「可愛い」という表現には多様性がある。
犬を見て可愛いと思う。
フリルを見て可愛いと思う。
モノトーンで揃えられたお部屋を見て可愛いと思う。
芸能人を見て可愛いと思う。
ビーズのあしらわれた鏡を見て可愛いと思う。
今年、日本で流行った
エロカワイイとかキモカワイイとか
「○○カワイイ」
これは何れも「可愛い」には変わりないのですが
少しずつ質が違う。
この多様性のある「可愛い」に
欧米と日本の可愛いが合致する点が少ないのかもしれません。
これについての考察は今後の私の課題です。
暇なのでこんな事を毎日考えてます。
「カワイイ」が日本では何にでも使われるという
可愛い至上主義については、今までも多く論じられてきたようです。
今回の件とはちょっと論点がずれますが・・。
今回のは私にとって新しい論点で大変に面白かったです。
なるほど、表情か。日本と欧米のキャラクターものに
詳しいM本女史にちょっと意見を聞いてみることにします。
彼女は常々欧米のぬいぐるみについて話をきかせて
くれたので。基本的には繊細だと言っていたけれど、
大人も対象にした「美しい」に近いものを言っていたのかも。
黄緑に紫、って(笑) そりゃちょっとねえ。
そういや、戦前の日本の子どもの写真を見ると、
ことごとくにっこり笑ってなんかいない、という話を
聞いたことがあります。大きくにっこりと笑って
写真に写るなんていうのは、戦後の習慣なのですね。
やはり元々はかすかに微笑むくらいが日本的なのでしょう。
個人的には美しさについても色々と日本と欧米とで
違うのではないかな・・という気もします。
日本にも艶やかな文化があると思うし、イギリスなんかは
結構シンプルなものに美しさを持つ・・ような気も。
いや、適当に言ってるだけですが。
勉強になりました。これからも時々こういうことを
書いてくれるととても嬉しいです。読み応えがありました。
長くなってすみません。ちょっとだけ続き。
そういえば少し前にこんな本が出たのでした。
四方田犬彦『「かわいい」論』(ちくま新書)
http://www.bk1.co.jp/product/2632369?partnerid=02goo03第4章のタイトル、「美とグロテスクの狭間に」なんて
どきっとしてしまう。そうか、一方にはグロテスクか。
本としてはやや未完成なようなので、書評とかを
ちらちら読むほうがいいかもしれないな・・。
読み応えがあってとても面白い記事でした。
「可愛い」という概念ですか〜。
男の自分は女性に比べると「可愛い」という感性は
鈍いと思いますが、
確かに「可愛い」と形容される人間は
丸くて子供っぽいイメージがありますよね
それに比べて「美しい」と形容される人については
すらっとしているイメージがあったりします。
また、この感覚は犬についても言えるような気がします。
例えば、丸くて子供っぽい姿をしている「鼻ぺちゃ系」のワンコは
「可愛い」と表現されることが多いですし、
すらっとしたサイトハウンドやセターなどは「美しい」と表現されそうです。
そんなことを考えていくとちょっとだけ「可愛い」という感性の
本質が見えてくるような気がしますよね。
ちなみにシンボルマークについては
家紋の影響が大きいのでしょうね。
日本だったら「武田の四つ菱」などに代表されるように家単位であるため
分かり易いシンプルなものが好まれる印象がありますが
西洋の紋章は日本と違ってあくまで個人単位であるため
どうしても複雑になってしまうようです。
この辺りがベルリンの紋章と東京都の都章の違いに現れたりしているのかもしれませんね。
いずれにせよ、「可愛い」というような小さな感覚の
違いを感じられるところが
海外で生活することの楽しみの一つなのかもしれませんね。
ちょっと記事の趣旨とは外れてしまいましたが、
色々なことを考えるきっかけになって
とても面白い記事でした。
また何か面白い話があったら宜しくお願いしますね。
>あざみ様ぬいぐるみと言えばM本女史がいたね!
うん、彼女ならもっと詳しく分かるかもしれない。
ここで私が言ってる「可愛い」は
物理的なものだけなので
行動、しぐさに対する「可愛い」はまた別物かな。
四方田犬彦の本はどうなんだろう?
張ってもらったリンクからでは
内容がイマイチ分からないけど面白そうだね。
>ヒゲ丸様今、このヒゲ丸さんのコメントでひとつまた考え付いたんですけど
男性より女性のほうが「可愛い」ものに敏感というのは
当たり前なのかもしれません。
ローレンツ博士が言うように
本能からきてるものだとしたら
子を産み、育てるという本能を持った
女性のほうが「可愛い」と感じやすいのでしょう。
>西洋の紋章は日本と違ってあくまで個人単位であるため
>どうしても複雑になってしまうようです。
これは知りませんでした!
個人単位だったんですか。
それじゃ細かくなって当たり前だったんですね。
こちらに来て日本では考えつかなかった事を
考えることが多いので
そういう意味ではいい刺激になってて面白いです!
また何かあったら書きますね〜!
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